2005年9月
あまりにも早い誕生で名前も考えてなかった。
看護師さんが「名前はなんですか?」と聞いてくる。
どんな名前がいいのか?頭が働かないしこの子がどんな状態なのか全然把握できてない。
いろいろな手続きの為にも早く考えて役所に提出しなければならない。
パパにも考えてもらって、私が日本名の「勇希」パパが「クリスティアン」と決まった。
コール名は「クリス」。
時期はずれと思うかもしれないので少し説明しておくとこの名前は、クリスマスと関係があるらしい。
名前も決まってカルテにも薬にもすべて名前が書き込まれた。よかった・・・
私の体も何とか回復に向かってはいるのですが、先生からクリスのこれからの治療方法等の説明を出産したその日に聞かされた。
超未熟児として産まれた場合の症状やリスクなどを記述した書類を頂き先生の口頭からも説明があり、あまりにも大きなリスクに倒れそうになった。
この子は本当に大丈夫なのか?
正直言って未熟児は大きくなれば大丈夫、位にしか考えていなかった。
無知というのは恐ろしい・・・
交換輸血、こんな言葉ドラマの中だけなのかと思っていたが、破水をしてから少し感染症を起こしていた為かクリスの血中にも菌がたくさんいて普通ならなんでもない菌なのに未熟なばかりにそれを退治する事ができないし抗生物質も効かない。
その為の交換輸血。
前もって説明を聞いていたけど、いざその時が来てクリスの姿を見るとたまらなく不安で心配でかわいそうで、涙があふれてパパにすがりつくように泣いてしまった。
これからまだまだいろいろな困難を乗り越えなきゃならないのに・・・
毎日毎日ずっと泣きっぱなしで目もパンパンに腫れてしまって、知らない人はこんな顔なんだと思っていただろう。
でもそんな事何も感じないくらい心はボロボロになっていた。
神様お願いだから、クリスを助けて下さい。